私と3本入りちくわの戦い
朝、起床。お昼ごはんにと買い置きのカップラーメンを会社へ持って行こうとしたが、ストック切れでパンもない。冷蔵庫を開けると、燦然と輝く3本入れのちくわを発見。5回ほど冷蔵庫を開け閉めし現実がバグって、ちくわが叙々苑の焼肉弁当にならないものかと試行錯誤したが、ちくわは相変わらずちくわであった。なんとも言えない感情が泉の様に溢れ出す。これがちくわ・・・ちくわの感情か・・・。
ちくわの感情とちくわを持ち込み自動車で会社へと向かう。昼飯が「ちくわ」とてもお洒落だ。ふと気がつくと走っている自動車が、なぜかちくわに見える。何かがおかしい。歩いているオッサンもちくわ 姉さんもちくわ 女子高生はJK 上司も後輩もちくわなのだ。どうやら、私はとんでもない所に迷い込んでしまったようだ。
ああだちくわこうだちくわ言っても仕方ないので、真面目にちくわ仕事をする。そうして訪れるお昼休み。決戦の場だ。
ポ○モン風のBGMが、どこからか流れてくる。焦るんじゃない、俺は腹が減っているだけなんだ。1本目のちくわは、丸ごと口に押し込む。2本目のちくわはハムスター食い完全な作戦である。しかし3本目のちくわに苦しみ、まさかの敗北を喫する。犬も歩けばちくわに当たるとはこのことか。私の目の前が真っ暗になる・・・嗚呼、横からのスイカ食いが正解だったのか_(:3 」∠ )_ バタッ
_(ˇωˇ」∠)_ スヤァ…
上司「おい起きろぉぉぉおお、13時だぞ!!仕事だ!!」
もち「ひ・・・ひゃぃ!!」
完(?)