もちさん奮闘記

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「敬老の日」ー魔界編ー

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

 

北海道は台風の影響を受け乱れに乱れていた。

その乱れっぷりは常軌を逸しており我が家は、大変な事になっていたのだ。

 

 

私が朝起きて扉を開けると、我が家では独りリンボーダンス大会が行われており成功者、おばあちゃんは「ヒャッハー」と奇声を上げていた。

こ・・こんなアグレッシブなおばあちゃんは、見たことなどあろうはずもない。

それだけに収まらず、なぜか金魚に手足が生え四足歩行をしており私を驚愕させた。

 

完全に台風の影響である。

 

その乱れっぷりは凄まじく、もしやと思い振り返ると死んでいたはずのじいちゃんが、謎の復活を 遂げ、サンバのリズムを刻んでいた。本場、顔負けである。

 

本来の私であれば、ガクガクと体を震わせ失禁していただろう。

しかし私の準備を既に整っていたのだ。

 

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私は、全身全霊の力を使い,サンバのリズムを刻む白目をむいたおじいちゃんを台所に立たせ、なんとかインスタントラーメンを作らせる。

サンバのリムズを刻みながらインスタントラーメンを作るその後姿は、なぜか魔界を想像した。「ここは一体どこなんだ?なんだ魔界か・・・」と私の思考能力も少しづつ低下していった。しかし、私の準備は既に整っているのだ。

 

そして遂に出来上がる。

 

 

塩ラーメンなのに、なぜか紫色のスープをしているのはきっと私のキ・ノ・セ・イ☆

そのラーメンを一口すすると、とてつもなく不味い。その、余りの不味さに私のパンツがなぜか脱げてしまい、変態が完成してしまった。

しかし今日は敬老の日。準備は出来ている。変態が笑顔で旨いと伝えるとサンバのリズムを刻み続けていたおじいちゃんの足が止まる。

 

 

 

私の勝利だ。

 

 

おじいちゃんは、正気を取りもどし私の言葉に感動。体をガクガクと震わせ失禁。

しかし準備は既に整っていた。私が愛用するムーニーマンをすかさず、おじいちゃんへと履かせるスーパーファインプレー。会場は、そのプレイに息を呑む。

 

しかし静寂から歓声の雄たけびへと変わるのに、時間はそうかからなかった。

 

 

おじいちゃんは、感動のあまり「なんでもやるから言ってくれ」と私に伝える。

 

私は、シメシメと思いトイレ掃除・風呂掃除・床掃除とワックスがけ・洗濯などやってもらい、ついでに私の部屋も片付けてもらった。もうやらせることがなくなってしまったが、少し背中が痒かったので掻いてくれと伝えると殴られてしまった。

 

 

 

振り返ると、じいちゃんが消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

台風が・・・台風が去ったのだ…

 

 

 

 

 

 

結論

 ・台風の影響は凄まじい

・「敬老の日」は難しい

おわり